スクリーンプレイ編集部では、シリーズで発行したすべての映画に「リスニング難易度」(Listening Ability Evaluation)評価をつけてきています。これらの評価は、このホームページの各タイトル紹介欄の最終行に表示しています。
この「リスニング難易度」評価は、リスニングの難易度を構成している9種の評価項目の合計点数によって最終的に結論づけられています。9種の評価項目の詳細は以下の通りですが、さらにそれぞれの項目を5段階で評価しています。(ただし、旧タイトルの一部は4段階評価)
評価項目
会話スピード | Conversation Speed | セリフを発声しているスピード |
---|---|---|
発音の明瞭さ | Pronunciation Clarity | セリフを発声している明瞭さ |
アメリカ訛 | American Accent | 本来の英語に比して米語発声の強度 |
外国訛 | Foreign Accent | 英語以外の言語のナマリ |
語彙 | Vocabulary | 語彙の種類の多さ、難しさ |
専門用語 | Jargon(Technical Terminology) | 医学・法律など難しい専門用語の数 |
ジョーク | Jokes | 英語圏やアメリカ独特のジョークの数 | スラング | Slang and Vulgarity | 地方や民族独特の俗語、卑語の頻度 |
文法 | Grammar | 文法違反のセリフの多さ、激しさ |
最終評価
16以下 | Beginner | 初級 |
---|---|---|
17~24 | Intermediate | 中級 |
25~34 | Advanced | 上級 |
35以上 | Professional | 最上級 |
「リスニング難易度」評価の要素は上記の9項目で十分か?最終結論を9項目点数の合計点で評価するのに妥当性があるのか?最終結論なるものを「4段階」で結論づけることに無理はないのか?そもそも、それぞれの評価点数はスクリーンプレイ編集部の「独断」ではないのか(ただし、「偏見」はありませんが)?など、いろいろなご意見がありましょうが、これはあくまで専門のネイティブ職員を含むシナリオ編集に経験のあるスクリーンプレイ編集部の責任において評価しているものです。学習者によって、さまざまな「弱点」があり、確かにいちがいに「合計点数」でランク分けすることにも多少の「無理」があることも承知していますが‥‥。