映画スターが英語の先生! 知識と感動の映会話学習!!

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isbn978-4-89407-073-8

フリーズ Freeze の本

学習参考書

"Freeze!" (動くな!)この言葉で分かるように、今、日本人学習者に欠けているのは「本物の英語」なのです。知らないと危険な言葉、頻繁に用いられる口語表現などピックアップ。


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書籍 ¥1,046(税込)

内容紹介

Freeze!

 「動くな!」を意味するこの表現は、1992年10月のアメリカ・ルイジアナ州での留学生射殺事件の報道でマスコミにも大きく取り上げられた。発音が Pleaze! とまぎらわしいということもあるが、この表現がほとんど英和辞典に収録されておらず、無論、学校でも教わらない口語表現であったという点は見逃せない。しかしアメリカで日常茶飯に使われる英語とはこのようなものなのである。しかもこれはごく最近のスラング用法というわけではなく、「オックスフォード英語辞典」によれば19世紀中頃から使われている、当たり前の意味なのだ。学校で学ぶ英語と「本物の英語」のギャップが改めて浮き彫りにされた事件であったといえよう。

 このような「本物の英語」を習得するには、つまるところ学習者みずからが「本物の英語」に接するしかない。そして、日本に居ながらにして本物の英語と触れる手段としては、映画が最高のメディアといえるであろう。
日本人のために手を加えた、甘ったるい加工食品のような英語教材と違って、生の、それこそ斬れば血の出るような本物の英語が、印象的な映像とともに学べるのである。幸い、現在ではビデオやレーザーディスクの普及により、家庭で手軽に、また何度でも繰り返して、好きな映画を見ることが可能になった。これを活用しない手はない。どうせ英語を勉強するのであれば、カビの生えたような教科書英語ではなく、生き生きとした本物の英語を—しかも大いに楽しみながら—覚えようではないか。

本書では、数十本にのぼるヒット映画のシナリオから、Freeze! のような知らないと生命に関わるような超重要表現を始め、日本の英語教育ではあまり取り上げられていない口語表現や、単語がやさしいがゆえにかえって意味が分かりにくい常用表現などをピックアップして、映画の中での生の実例とともに語学的な解説を加えてみた。また、日本人の最大の弱点ともいえる、ナチュラル・スピードの英語の聞き取り(いわゆるヒアリング)を強化するためのポイントを徹底的に解説したので、「アメリカ口語英語の発音マニュアル」としても活用していただけると思う。速すぎて何のことやら分からなかった俳優の英語が、ずっと理解しやすくなることを保障する。

 本書の例文を読んで、「あっ、このシーンなら覚えている!」と感激する読者も多いことだろう。そのシーンの映像をぜひもう一度見ていただきたい。俳優の話すセリフが突如として身近に聴こえてくるはずだ。好きな映画から役に立つ本物の英語が学べるのであれば、これほど意欲の湧く学習方法は他にないといえよう。(「はじめに」 より)

第1章 聞き取れないと危険な英語

 この章の英語は、現実の場面ではそうめったに耳にするものではないはずだ。しかし Freeze! の例が証明するように、いざという時に聞き取れないと大変危険な状況を招きかねない、超重要なフレーズばかりである。しかもきわめて早口で発音されるケースが圧倒的に多く、知らない限りまず聞き取れないものであるから、実際の場面においてどのような発音で使われるのかを引用した映画のビデオをフルに活用して、目と耳でしっかりと確認しておこう。言葉の重みとともにネイティブがどのような反応をするのかが手に取るようにわかるはずだ。ただしこれらのフレーズは、自分から積極的に使うというような状況はめったにないであろうから、発音練習をするなどということは不要である。何よりも聞いて即座に理解し、適切な対応ができるようにすることが必須課題である。

第一章の一例

cm82見本頁

書籍情報

書 名: 映画で学ぶ フリーズの本
著 者: 木村 哲也 / 山田 均
仕 様: B6判 184頁
定 価: 951円(本体価格)
発行日: 1993年4月20日
出版社: 株式会社スクリーンプレイ
ISBN978-4-89407-073-8