Story

ミネソタ州在住で一昔前のパンクロックとＢ級映画が好きな16歳のジュノは、バンド仲間でもあった同級生のポーリーと興味本位で一度だけセックスをして妊娠してしまう。中絶するために病院まで行くが、そこで会った同級生の「赤ちゃんにはもう爪が生えている」という言葉で出産を決意、里親志望のカップルを探すことに。理想的な里親のヴァネッサとマークに出会ったジュノは、彼らと契約を交わし、おなかが大きいまま高校生活を続けていく。そして、季節が冬から春に移る頃、ついに出産の時が訪れる…。

English

全体的に語彙や文法は容易で、発音も明瞭といってよい。登場人物が主に若者であるため、会話スピードはやや早く、アメリカの大衆文化に関するセリフが数多く登場する。また、主人公のジュノや親友のリアが話す英語には、スラング、メタファー（比喩）、言葉遊びなどが多出する。アメリカの文化的背景を知らないと理解するのは難しいセリフがいくつかあるが、最近の“若者英語”とともに、“アメリカン・ポップ・カルチャー”を体験するには最適の教材といえるだろう。