この映画について
1985年、ヒルバレーの高校3年生マーティは、ブラウン博士(通称ドク)が発明したタイム・マシーン「デロリアン」に乗って、30年前の1955年のヒルバレーにタイム・スリップしてしまう。そこにはマーティの両親が自分と同じ年代で青春時代を送っている。やっとの思いで1955年に生きるドクを探し当てたマーティは、事情を説明し1985年に帰してもらうように嘆願するが、帰るためには1.21ギガワットの電力が必要なことが判明する。
映画の魅力
あらためて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観直してみると、30年近くが過ぎているからこそ理解できる「時代」が見えてくる。「日本」というまなざしから見ると、1980年代の米国は、まさに日本製のモノで溢れていたことがよくわかる。特に、映画に登場する自動車はトヨタ、ビデオ機器はソニーというように。
この映画のキャスト
主演のマイケル・J・フォックスは、1961年6月9日、カナダ・エドモントン生まれ。幼い頃は、多くのカナダ人の子供と同じくアイスホッケーのプロ選手になることを夢見ていた。ティーンエージャーになると次第に自身の興味の幅を広げ、美術やバンドでのギター演奏を始める。その後、最終的に演劇に魅せられ、15 歳のときにCanadianBroadcasting Corp.の『Leoand Me』(1981)で俳優デビュー。
この映画の英語について
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、マーティがタイム・スリップした1950年代の音楽、映画、若者たちの生活、言葉がふんだんに登場する。また、マーティの使う言葉の意味が1955年には理解されないというところがジョークになっていて、この映画のひとつの「面白さ」になっている。
リスニング難易度表と目次
スクリーンプレイ編集部が独自に採点したこの映画の「リスニング難易度」評価一覧表です。リスニングのポイントを9つの評価項目に分け、通常北米で使われている会話を基準として、それぞれの項目を5段階で採点。また、その合計点により、映画全体のリスニング難易度を初級・中級・上級・最上級の4段階で評価しました。結果、この映画は総合16点。初級レベルの教材です。
日英見開きページの編集
スクリーンプレイ・シリーズは左に英文、右に日本文の見開きページでバイリンガルの編集です。ト書きもセリフも完全な対象レイアウトですからとてもわかりやすい。左ページの右欄には英単語や文法など英語・語彙にかかわる説明が、右ページの右欄には登場した固有名詞やストーリーの背景、歴史、セリフの意味するところなど色々な方面からの詳しい解説を編集しています。
コラムと著者関係者
この書籍には、この映画から覚えておきたい10のセリフが2ページにわたり収録されており、以下に紹介したのはその1ページです。その他、本書の製作に関わった人々はすべて奥付に紹介しています。また、本書には外国著作権者がいますのでその著作権表示もあります。
書籍情報
仕 様: 四六変形判、168 ページ
定 価: 1,600円(本体価格)
発行日:2013年5月1日
出版社: 株式会社 フォーイン
スクリーンプレイ事業部
ISBN 978-4-89407-499-6
映画情報
監督: Robert Zemeckis
出演: Michael J. Fox
会社: Universal City Studios, Inc. and
Amblin Entertainment, Inc
制作: 1985年
リスニング難易度表
評価項目 | 易しい → 難しい |
---|---|
会話スピード | 12345 |
発音の明瞭さ | 12345 |
アメリカ訛 | 12345 |
外国訛 | 12345 |
語彙 | 12345 |
専門用語 | 12345 |
ジョーク | 12345 |
スラング | 12345 |
文法 | 12345 |
合計 | 16点(初級) |