この映画について
『スタンド・バイ・ミー』は、1986年公開のアメリカ映画で、アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞にノミネートされた名作である。原作はモダン・ホラーの大家スティーヴン・キング。黒人歌手のベン・E・キングが歌う主題歌『スタンド・バイ・ミー』は、1961年には全米4位にランクインした曲であり、今でもよく流れている名曲である。
スティーブン・キングについて
スティーブン・エドウィン・キング(Stephen Edwin King)は1947 年にアメリカの東北部に位置するメイン州に生まれたモダンホラー作家である。モダンホラーとは従来の「非現実の世界を舞台とした怪奇的なホラー」とは一線を画しており、「現代社会の闇や他社の不条理による恐怖を描いた作品」で、どこにでもある日常をその舞台としている。
この映画のキャスト
この映画でブレイクしたリバー・フェニックスは、1970年8月23日オレゴン州生まれ。『旅立ちの時』(88)でアカデミー助演男優賞にノミネート。『インディジョーンズ/最後の聖戦』(89)で若き日のインディを演じたことは有名。人気絶頂の中、薬物過剰摂取により1993年10月31日急死。
この映画の英語について
この映画では、登場人物たちが一人でいるシーンはあまりない。常に誰かと共にいて、言葉を交わす。長台詞はあまりなく、短文が交わされることが多い。それは、大人を相手にした場合は、子どもの反抗的な態度や思春期らしい素っ気なさの表れとなり、子ども同士の場合は、最短コースで通じ合う気心知れた関係を表したものとなる。仲間内のテンポがいいやり取りは、聞いていても気持ちがいい。
リスニング難易度表と目次
スクリーンプレイ編集部が独自に採点したこの映画の「リスニング難易度」評価一覧表です。リスニングのポイントを9つの評価項目に分け、通常北米で使われている会話を基準として、それぞれの項目を5段階で採点。また、その合計点により、映画全体のリスニング難易度を初級・中級・上級・最上級の4段階で評価しました。結果、この映画は総合19点。レベル中級の教材です。
日英見開きページの編集
スクリーンプレイ・シリーズは左に英文、右に日本文の見開きページでバイリンガルの編集です。ト書きもセリフも完全な対象レイアウトですからとてもわかりやすい。左ページの右欄には英単語や文法など英語・語彙にかかわる説明が、右ページの右欄には登場した固有名詞やストーリーの背景、歴史、セリフの意味するところなど色々な方面からの詳しい解説を編集しています。
コラムと著者関係者
この書籍には、冒頭カラーで印刷された「この映画について」などの定番テーマを含む11のコラムが収録されています。以下に紹介したのはそのひとつ「この映画から覚えておきたいセリフ ベスト10」と題するコラムです。実際には右ページにもコラムは続きますが、ここでは割愛しています。その他、本書の製作に関わった人々はすべて奥付に紹介しています。また、本書には外国著作権者がいますのでその著作権表示もあります。
書籍情報
仕 様: 四六変形判、152 ページ
定 価: 1,600円(本体価格)
発行日:2014年7月25日
出版社: 株式会社 フォーイン
スクリーンプレイ事業部
ISBN 978-4-89407-504-7
映画情報
監督: Rob Reiner
出演: Wil Wheaton / River Phoenix / Corey Feldman / Jerry O’Connell
会社: Columbia Pictures Industries. Inc.
制作: 1986年
リスニング難易度表
評価項目 | 易しい → 難しい |
---|---|
会話スピード | 12345 |
発音の明瞭さ | 12345 |
アメリカ訛 | 12345 |
外国訛 | 12345 |
語彙 | 12345 |
専門用語 | 12345 |
ジョーク | 12345 |
スラング | 12345 |
文法 | 12345 |
合計 | 19点(中級) |