この映画について
アニタ・ルースの同名小説をもとに作られた戯曲を映画化。 監督は、幅広いジャンルの作品を手がけた伝説の巨匠、ハワード・ホークス。 主演は誰もがご存知のマリリン・モンローと、元祖セクシー女優として有名なジェーン・ラッセル。そして本映画と言えばやはり『ダイヤモンドは女の子の一番の友』を始めとする名曲の数々。ピンク色の煌びやかなドレスをまとい歌うシーンはマドンナの『マテリアルガール』をはじめ、数々の場面でオマージュされています。 煌びやかなショーあり、楽しい笑いありの傑作ミュージカル・コメディ。2人の美女から最後まで目が離せない!。
この映画の魅力
この映画の魅力は何かと言われればなんといっても2人の超美人女優、マリリン・モンロー(ローレライ役)とジェーン・ラッセル(ドロシー役)ではないか。2人の圧倒的な存在感がこの映画を文字通り燦然と輝かせているのだ。本作が50年以上経った今でも色褪せない煌きをもつのは、彼女たちの普遍的な魅力によるものであると言っても過言ではない。
この映画のキャスト
お金のない結婚に愛は生まれないと信じて疑わないローレライを演ずるのは、言わずと知れた金髪美女のマリリン・モンロー。きらびやかな世界での活躍とは裏腹に、彼女の過ごした過酷な幼少期の体験は彼女の晩年まで暗い影を落とし、36歳の若さで急逝。本作では、色気たっぷりの歌声を存分に披露している。もう1人の主人公、黒髪のドロシーを演じているのはジェーン・ラッセル。大衆演劇の一座で女優をしていた母親のもと、早くから演劇の楽しさに目覚めるも,家計を支えるため一時は役者の道を断念したことも。当時はマリリン・モンローよりも知名度が高かったグラマー女優である。
この映画の英語について
舞台は1950年代のアメリカであり、全体にカジュアルで少しレトロなアメリカ英語が使用されている。全般に平易で分かりにくい表現はあまりなく、堅苦しい言い回しも使われていない。登場人物の話し方も比較的聞き取りやすく、英語学習に適した映画だと言えるだろう。
リスニング難易度表と目次
スクリーンプレイ編集部が独自に採点したこの映画の「リスニング難易度」評価一覧表です。リスニングのポイントを9つの評価項目に分け、通常北米で使われている会話を基準として、それぞれの項目を5段階で採点。また、その合計点により、映画全体のリスニング難易度を初級・中級・上級・最上級の4段階で評価しました。結果、この映画は総合19点。レベル中級の教材です。
日英見開きページの編集
スクリーンプレイ・シリーズは左に英文、右に日本文の見開きページでバイリンガルの編集です。ト書きもセリフも完全な対象レイアウトですからとてもわかりやすい。左ページの右欄には英単語や文法など英語・語彙にかかわる説明が、右ページの右欄には登場した固有名詞やストーリーの背景、歴史、セリフの意味するところなど色々な方面からの詳しい解説を編集しています。
コラムと著者関係者
この書籍には、冒頭カラーで印刷された「この映画について」などの定番テーマを含む11のコラムが収録されています。以下に紹介したのはそのひとつ「この映画から覚えておきたいセリフ ベスト10」と題するコラムです。実際には右ページにもコラムは続きますが、ここでは割愛しています。その他、本書の製作に関わった人々はすべて奥付に紹介しています。
書籍情報
仕 様: 四六変形判、192 ページ
定 価: 1,400円(本体価格)
発行日: 2015年7月3日発行
出版社: 株式会社 フォーイン
スクリーンプレイ事業部
ISBN 978-4-89407-538-2
映画情報
監督: Howard Hawks
出演: Jane Russel / Marilyn Monroe / Charles Coburn
会社: 20th Century Fox
制作: 1953年
リスニング難易度表
評価項目 | 易しい → 難しい |
---|---|
会話スピード | 12345 |
発音の明瞭さ | 12345 |
アメリカ訛 | 12345 |
外国訛 | 12345 |
語彙 | 12345 |
専門用語 | 12345 |
ジョーク | 12345 |
スラング | 12345 |
文法 | 12345 |
合計 | 19点(中級) |