この映画について

2014年an・anエンタメアワード‟心に残る映画”第1位！『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などのヒット作でオトメ心をわしづかみにしてきたリチャード・カーティスならではの作品。ひと夏の淡い恋に始まり、実家を出て大都会ロンドンでの就職、メアリーとの出会いから愛を育んで結婚、子宝にも恵まれて幸せな家庭生活を送り、順風満帆に見えた矢先に訪れる父との別れ…。誰もが経験する人生の大イベントに沿って紡ぎ出される物語に共感の声多数！

この映画の魅力について

本作の魅力を語る上で、外すことのできない要素の一つが、タイムトラベルという非日常要素を含んだ物語を演出する映像上の表現です。くすっと笑えるコミカルで微笑ましいシーンや、ロマンティックなシーン、更には心温まるシーンなどがいかに統一感をもって演出されているかを詳しく解説しています。

 

この映画のキャスト

話題作出演で注目のドーナル・グリーソン初主演作であることはいうまでもなく、ロバート・ダウニーJr.やハリソン・フォード、ベネディクト・カンバーバッチなど豪華俳優陣と共演を重ねてきたレイチェル・マクアダムスのチャーミングな魅力も本作の見どころの1つです。主演の2人が醸し出す微笑ましいカップル像に観客はつい感情移入してしまうのです。

この映画の英語について

イギリス南西端コーンウォールとロンドンが舞台となっており、話される英語は主に英国英語です。作品前半では、過去へのタイムトラベル能力があることを父から知らされた主人公のティムが、その能力を恋愛成就に使っていく様子が描かれています。このコラムでは実生活にも役立ちそうな、ティムの恋人獲得へ向けた様々なアプローチで使われた英語表現を徹底解説しています。

リスニング難易度表と目次

スクリーンプレイ編集部が独自に採点したこの映画の「リスニング難易度」評価一覧表です。リスニングのポイントを９つの評価項目に分け、通常北米で使われている会話を基準として、それぞれの項目を５段階で採点。また、その合計点により、映画全体のリスニング難易度を初級・中級・上級・最上級の４段階で評価しました。結果、この映画は総合22点。レベル中級の教材です。

日英見開きページの編集

スクリーンプレイ・シリーズは左に英文、右に日本文の見開きページでバイリンガルの編集です。ト書きもセリフも完全な対象レイアウトですからとてもわかりやすい。左ページの右欄には英単語や文法など英語・語彙にかかわる説明が、右ページの右欄には登場した固有名詞やストーリーの背景、歴史、セリフの意味するところなど色々な方面からの詳しい解説を編集しています。

コラムと著者関係者

この書籍には、冒頭カラーで印刷された「この映画について」などの定番テーマを含む10のコラムが収録されています。以下に紹介したのはそのひとつ「この映画から覚えておきたいセリフ ベスト10」と題するコラムです。実際には右ページにもコラムは続きますが、ここでは割愛しています。その他、本書の製作に関わった人々はすべて奥付に紹介しています。また、本書には外国著作権者がいますのでその著作権表示もあります。